子どもたちが誰かと話したいとき、困ったり悩んでいること、嬉しかったことなど、匿名でなんでも話せる電話が「チャイルドライン」です。
おとなが先走って助言したり問題解決するのではなく、話すことで子どもの気持ちを受け止め、子どもと一緒に考える――子ども自身の主体性をサポートすることを目的としています。
■0120-99-7777(全国フリーダイヤル)
毎日:16時~21時
■03-3489-4535(こまえ直通)
毎週木曜日:17時~21時
チャイルドラインには4つの約束があります。
●秘密は守るよ。
●どんなことも一緒に考える。
●名前は云わなくてもいい。
●切りたいときは切ってもよい。
【通話の概要】
2013年4月から翌年3月までに「こまえチャイルドライン」で着信した電話は1,524件でした。
【かけてきた子どもの性別・年齢】
会話が成立した512件のうち、かけ手の性別は、「男子」318件(62.1%)、「女子」184件(35.9%)、「性別不明」10件(2.0%)でした。
年齢は、「年齢不明」の192件(37.5 %) が最も多く、次いで、「中卒以上18 歳まで」179件(35.0%)となっています。
男女別の年齢では、「男子中卒以上18歳まで」の134件(26.2%)が最も多く、次いで、男子年齢不明111件(21.7%)、女子年齢不明74件(14.5%)となっています。
【電話の内容】
電話で話された内容がどのような環境で起こったことかは、「学校」79件15.4%)、「家庭」95件(18.6%)、「職場」3件(0.6%)、「地域」5件(1.0%)、「インターネット」2件(0.4%)、「環境とは無関係」262件(51.2%)、「その他」66件(12.9%)となっています。
電話で話された内容が誰についてのものか(関係)は、友人・知人」82件(16.0%)、「恋人」13件(2.5%)、「親」33件(6.4%)、「きょうだい」8件(1.6%)、「その他の親族」3件(0.6%)、「先生・指導者」5件(1.0%)、「自分」316件(61.7%)、「その他」52件(10.2%)となっています。
具体的な電話の内容では、全体として「性への興味・関心」が、85件(16.6%)、「性行動」が81件(15.8%)と多く、次いで、「雑談」66件(12.9%)、「人間関係」59件(11.5%)となっています。
「性への興味・関心」や「性行動」については、男子から多くかかっています。「雑談」は男女ともに多く、「人間関係」に関する電話は女子から多くかかっています。