10月5日から15日の間に、市立小学校全校の全5年生を対象に、クラスごとにプロの演奏家による音楽のアウトリーチを実施しました。
バイオリニストの磯 絵里子さんがバイオリンの演奏を披露しています。さて突然ですが、クイズです。バイオリンの「ド」と「レ」の間に「音」はいくつあるでしょうか?
考えてみてください。楽器の特性を良く考えたクイズです。ちなみに、ピアノの「ド」と「レ」の間には1つ音があります。(正解は一番下にあります)
ピアニストの中川 賢一さんがピアノの切断面を見せながらピアノの構造を子供たちに説明をしています。向かって左側に鍵盤があり、中央のフエルトでできた白い球がハンマーのように弦を叩いて音を出します。でも、これでは音がとても小さくて聴こえません…。
どのようにして大きな音をつくるのだろう?
「駒」や「響板」といった特別な仕組みを通して、ピアノ全体を共鳴させて大きな音をつくり出します。実際にピアノの黒い部分に触れたり、下にもぐってみたり。共鳴した音を体で感じています!
ピアノの弦にピンポン玉を乗せ、ピンポン玉が弾け飛ぶ様子から音を眼でも確認することができました!
先ほどのクイズの正解は「無限大」です!ピアノは1つ「ド」の#です。ピアノは鍵盤に割り当てられた88の音階しか奏でることができません。
それに比べて、バイオリンは指板(しばん)の指の位置をずらすだけで、微妙な音階を奏でることができるのです!