5月19日、あいとぴあセンターで、障がい者施設の通所者を中心に、災害時の階下への避難の仕方などを訓練しました。災害発生という健常者であっても神経が参ってしまう状況を障がい者は非常に敏感に感じとり、パニックなどにつながります。そこで、ヘルプカードを用いて、パニックを起こした際の対応や注意事項に配慮して実施しました。訓練が開始されると、重度身体障害者通所訓練室ポンテでは、通所者に防災頭巾をかぶせ、避難の準備をしました。外部からの協力者が施設に駆けつけると、施設職員は、通所者それぞれのヘルプカードを提示し、身体に触られるのを嫌うこと、大声に過敏に反応することなど、通所者の特性を説明したうえで、協力者とともに避難を開始しました。車いす利用者が階段をおりる際には、車いすを持っておりるのではなく、シーツに利用者を座らせて、包むように四隅を協力者が持っておろすと安心して移動できることが確認できました。また、ヘルプカード記述する際には、油性マジック又はボールペンを使用しないと、撥水加工してあるため、インクがはじいてしまうなどの注意事項も確認できました。
【担当】地域福祉課