高齢化社会において考えなければならない問題はたくさんあるとは思いますが、そのうちの一つが認知症の方に関する対応です。
65歳以上の高齢者のうち認知症と認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)を合わせると65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍となると厚生労働省の調査で報告されています。
狛江市では、地域でのつながりを中心にした、要援護者のセーフティネットを確立する取り組みの一環として、市役所職員が窓口で対応したり、業務で地域に出向く際などに、 市職員として認知症を正しく理解し支援することで認知症の人や家族を見守り、支援の必要な高齢者等を見守ることができる体制づくりを進めていくため、7月2日に「認知症サポーター養成講座」を開催しました。講師としてキャラバン・メイトの吉田一嘉さん(ベネッセスタイルケア)をお迎えし、市役所職員44名が受講しました。
講座では認知症の種類や症状といった基礎知識を伺うとともに、市役所に認知症と思われる方がいらした場合を想定しての寸劇を披露して、その場面を踏まえグループワークで認知症の方への接し方などについて考えました。優しい言葉をかける、お話をよく伺う、自尊心を配慮した対応に心がけるなど、グループでの検討結果も発表しました。
狛江市では、今後も引続き、支援の必要な高齢者等を見守る体制づくりを進めていきます。
【担当】職員課、福祉相談課